InterMapper - ネットワーク管理・監視用モニターソフト

■ネットワークの障害やパフォーマンスを監視する

InterMapperはダートマス大学/ダートウエア社で開発された、ネットワークのパフォーマンス状況や サーバーの障害状況をマップでリアルタイムにグラフィカル表示する、ネットワーク管理用のモニターソフトウェアです。
HTTPやFTP、SNMPなどの様々なネットワークプロトコルを使って、 ネットワークにつながっている各デバイス装置の詳細状況の把握、 及び伝送パフォーマンスやトラフィック状況など、ネットワーク上で問題となっている (あるいは、なり得る)部分の究明や解析に役立つ、各種情報をリアルタイムに収集し報告します。
これまでにない洗練されたアプローチで、ネットワーク上のトラブルの回避や、発生してしまった問題を解決に導く 、多くの情報と機能を提供しています。
5.6バージョンでは、監視対象の自動検出機能が強化され、Webサーバーを自動認識して、Webサーバー用の監視設定に自動的になるようになりました。

日本語翻訳版のユーザーズガイドを用意

ユーザーズガイド の日本語版マニュアルを、Webで公開しています。
(詳しくは、FAQのページをご確認ください。)

英語・日本語・中国語・スペイン語のユーザーインターフェイスを実現

多言語サポート機能が装備されており、ユーザーインターフェイスで使用する言語を切り替える事ができるようになっています。
日本語のOS環境下では、メニューやメッセージなどのユーザーインターフェイスが、 標準で日本語表示されますが、都合に合わせて英語や中国語に切り替えることも可能です。

■InterMapperの特徴

● ネットワークの監視とマップ化の機能

InterMapperのネットワーク・マップによって、ネットワーク上の各装置の状態やトラフィックの流れがリアルタイムに一目で確認できます。

・各ネットワーク要素がマップ上の物理的・地理的な位置に表示されます。
・ マップでは各要素間の相互の連結状況が表されています。
・トラフィックの流れが、アニメーションを使用して動的に表示されます。
・ 伝送速度が低下していたり、問題がある要素は色分けして表示されます。
・各デバイス図に表れるステータス印によって、発生している問題を4段階の重症度レベル(down, critical ,alarm, warning)に区別して表示しています。
・マップ表示だけでなく一覧表表示も同時に利用することによって、相互連結およびスタッフ配置状況など、装置についての更に詳細な情報が把握しやすくなります。
・マップの更新の間隔をユーザ側で定義可能です。
・マップはデータ・ロスを防ぐために、毎分程度の間隔で絶えず保存されています。

● サーバーリソース管理のための利用率の確認や、状況に応じた警告設定

CPU稼働率やメモリ利用率、ディスク使用量などのサーバー リソースの状況の確認や、 それらの状況に応じた警告の設定も可能です。
サーバーリソースの詳細情報を確認
(画像をクリックすると拡大画像を表示します)
リソース管理の条件設定

● アラート通知機能

一人ないしは複数のネットワーク管理者が、ネットワーク・トラブルに関するアラート通知を受ける事が可能です。

・ アラートの通知方法として、音、電子メールメッセージ、ページ、特定のレシーバーへのSNMPトラップ、WinPopupメッセージおよびsyslogなど、バラエティに富んだ通知方法が用意されています。
・ 通知スケジュール(時刻や週末のみ等)を、個人ごとに変えられます。
・ エスカレーション・オプションで段階的な設定(例えばサーバダウン時のページ、ダウンした状態で2分経過した時のページ、ダウンの状態がそれ以上続いた場合のページなどの段階設定)が出来、未解決な事項の追跡などで役立ちます。

● リアルタイムな詳細レポート機能(Status Window)

ステータス・ウィンドウで、ネットワークから集められたデータをリアルタイムに表示できます。

・ ステータス・ウィンドウは、マップ上の要素や接続線の上でマウスボタンをクリック状態にしている間、その要素や接続に関するステータス・ウィンドウが現われます。マウスを放すと消えます。
・ インターフェース用のステータス・ウィンドウでは、そのインターフェースでの送受信の統計や、稼働率、デバイス名、リンクのタイプ、説明、IPアドレス、MACアドレスなどの詳細が表示されます。
・ 装置用のステータス・ウィンドウで、DNS名やIPアドレス、アップタイム、有効性、パケット・ロス統計(適切な場合)ラウンド・トリップ時間および他の多くの装置に特有のデータ値等が表示されます。

● データのチャート化機能

マップ上の要素や接続に関するネットワーク・パフォーマンスを簡単にチャート化表示できます。

・ マップ上に表示されている要素部分や接続部分をクリックするだけで、簡単にその要素や接続に関するデータのチャートグラフを表示できます。
・ チャートは日、週、月、年の間隔で提供されます。
・ネットワーク・データには利用率(パーセント表示)、エラー発生回数、パケット数およびバイト数などが含まれています。
・ ルーターやサーバーのデータにはリンク、温度、CPU/メモリ使用率などが含まれています。

●ワイヤレス装置の監視のサポート

無線デバイス監視用のワイヤレス プローブが、5.3以降のバージョンではInterMapperに統合されており、標準で無線デバイスの監視も行えるようになっています。

●レイヤ2プロトコルによるSNMP詳細情報収集機能

SNMPが有効なスイッチから、ポートに接続したデバイスの詳細情報を収集できます。
デバイス一覧ウィンドウのレイヤー2表示ボタンをクリックして、スイッチポート、接続されているデバイス、NICメーカー名やVLAN情報を表示させる事ができます。
さらに、マップの設定をレイヤー2使用可能な構成にすると、スイッチポートの接続を整理する事もできます。


■ネットフロー解析ソフト「InterMapper Flows」をオプション機能として提供

●レポート機能付きの高速NetFlowデータ収集ツール

InterMapper FlowsはNetFlow通信量解析ツールであり、徹底したネットワーク通信量解析のデータに特化した要求に合わせて調整されています。NetFlowデータ概要は最も通信量が多いトーカ、ポート、セッションを示します。
さらに、ほかの方法で調べていてはより多くの通信量のフローに隠されてしまうような少数のネットワーク活動さえ示す詳細なセッションデータを詳しく調べることができます。

InerMapper Flowsはネットワーク上で一番通信量が多いデータを示し、その発信元と使用されているプロトコルを特定できます。

2台のホスト間の正確な通信量、たとえば、地元のピザショップに出された注文でさえも、正確な通信量を、特定のデバイスに対して秒単位の間隔で詳細に調べることができます。

●InterMapperからワンクリックでアクセス可能

InterMapperのネットワークモニター機能が、ネットワークデバイス、接続関係、通信量の高水準のグラフィカルな表示を提供します。デバイスのアイコンを右クリックすると、InterMapper Flowsを開き、別途ワークがどのように使用されているかについての詳細な情報を表示できます。バンド幅を浪費しているのはどこか、どのようなことがネットワークを重くしている原因なのか、ということもわかります。

●直観的な問い合わせ機能

InerMapper Flowsはネットワーク上で一番通信量が多いデータを示し、その発信元と使用されているプロトコルを特定できます。

2台のホスト間の正確な通信量、たとえば、地元のピザショップに出された注文でさえも、正確な通信量を、特定のデバイスに対して秒単位の間隔で詳細に調べることができます。

InterMapper Flowsは通信量の概要を表示し、特定のデバイス、エクスポータ、サブネットに関する通信量の詳細を示します。概要を表示する窓を通してタブを付けられます。

  • 誰が特定のホストにデータを送ったか、あるいはそのホストからデータを受け取ったか
  • どのプロトコルが関連しているか
  • ホスト関セッションの詳細

●効果的なレポート

すべてのバンド幅の使用状況とネットワーク通信量の解析のレポートが簡単にウェブページとして保存でき、共有したりプレゼンテーションとして使用したりすることができます。
ホストテーブルからのデータはスプレッドシートにコピー&ペーストでき、レポートにすることができます。

■リモート操作ソフト「IM RemoteAccess」をオプションで提供

いつでも、どこでもネットワークモニタリング

オプションのアドオン製品「InterMapper RemoteAccess」を導入すると、接続している任意の場所からの InterMapper のリモート操作が可能になり、 ネットワーク問題への対応の範囲が広がります。

●InterMapperのリモート制御

ユーザがどこにいても、InterMapper RemoteAccessを使えば、次の事がリアルタイムに処理できます。

  • マップの表示と作成
  • レポートとステータスウィンドウの表示
  • サブ・マップでの詳細表示
  • InterMapperサーバーの構成設定
  • 警報の承認

在宅のマネージャやクライアント・サイトをモニターするコンサルタント、 またはヘルプデスクなどでInterMapper RemoteAccessを利用すると以下のような場合に便利です。

  • ネットワーク上の別の位置にあるPCからトップレベル・マップ及びサブ・マップを診断
  • 警報を生成したネットワーク問題を分析
  • 現場スタッフの仕事を割り当てて追跡